イリヤ&エミリア・カバコフ「棚田」(2000)
Photo S.Anzai
「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」は、「人間は自然に内包される」を基本理念に掲げ、3年に一度開催している国際的な現代アート展です。単なるアート展ではなく、アートの持つ「場を発見する力」「場を見せる力」「場を甦らせる力」「人と人、人と土地をつなげる力」を活用した、過疎化・少子高齢化に悩む中山間地域の地域づくりの取組です。その取組の中で、地域住民やアーティスト、地域外サポーターなど様々な人たちが協働した成果を披露するのが、三年大祭としての「大地の芸術祭」です。
戸高千世子「山中堤-スパイラル・ワーク」(2006)
Photo T.Kobayashi
2008夏 越後妻有 大地の祭り
〜真夏の里山体験、祭りと現代アート〜
大地の芸術祭のプレイベントとして8月に「2008夏 越後妻有 大地の祭り」が開催され、160をこえるアート作品と、来訪者を迎える住民たちのおもてなし、ヴァラエティ豊かな地元集落のお祭りにアーティストが参加し、空家や廃校を舞台に、文楽やコンサート、ワークショップ、こどもたちのサマーキャンプなど、さまざまなイベントが展開されました。アートを道しるべに、里山をめぐり、人間の五感を取り戻す旅を、大地の芸術祭で感じてください。
2007年儀明劇場公演「即興<音楽劇・臨界>〜自然界と人間界の融点を求めて〜」
- 会期
- 2012年開催予定
- 開催地
- 越後妻有地域(十日町市、津南町)
760km2
- 主催
- 大地の芸術祭実行委員会